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肝臓転移が見つかる

1996年(34歳)

無事にイレウスも治まり、鼻の管も抜いてもらい、
体力的にも少し回復してきたところで、
いよいよ、点滴での抗がん剤治療がスタートしました。
癌の病巣は、目に見える範囲では、一応すべて取れたけれど、
目に見えないレベルの癌細胞に対しての、予防的治療です。

治療がスタートして3日目、さあ、そろそろ副作用の吐き気が
ひどくなってきそうだな、、、と、覚悟をしていたのですが、
なぜか、突然、「点滴は中止します」とのお告げが!?

「ラッキー♪でも、どーして?」

と不思議に思っていたら、なんと、、、

「肝臓に転移しているのが見つかったから」

とのことでした。。。

これから肝臓も手術しなくてはならないので、肝臓の状態を
少しでも良くしておくために、抗がん剤の治療は、一旦、
中止ということになったのです。


肝臓転移の病巣は左葉でしたが、肝臓全体の中心に近い場所で、
ほとんど見えないくらいの、小さな腫瘍でした。

CT検査では、1cm程度の間隔で輪切りに撮影されるので、
「大腸手術の前のCTで、見落としたんじゃ?」って思ったのですが、
S先生によると、「前回はなかったもので、速いスピードで転移が
広がっているから、急いで手術する必要がある」とのことでした。

そうは言っても、世の中、ちょうどお盆に突入しようという時期。

看護師さんは、「今、オペが込み合ってるし、お盆が近いから、
一旦退院して、オペは、お盆明けになるんじゃないかな~」
なんて言っていたので、マヤものんびり構えていたら、
その週のオペ室の割り振りを決める術場会議の結果、
なんと、マヤの手術は最優先で、その週にすぐにやってもらえる
ことになりました。
若いし進行が速いから、緊急にオペが必要ってことで、
ノンビリしてられる状況じゃなかったようです。。。


肝臓転移の手術では、左葉をまるごと摘出ということで、
肝臓全体の40%くらいを取ったそうです。

そんなにたくさん取ったのに、術後に摘出した癌を見せられた
家族の話によると、豆腐のかけらみたいな白い小さなもので、
「これがガン?」って感じだったそうな。。

よく、肝臓は切っても再生するから大丈夫、と言われていますが、
左葉全部を取った場合は、左側は再生せずに、その分だけ、
右葉が大きくなるんですね。
術後、数ヵ月後のCTの画像を見ると、左葉のあった部分は空洞で、
右葉が倍くらいの大きさになっていて、腎臓を圧迫していました。
(腎臓に特に影響はないそうです)


当時の大学病院は、担当チームとして4~5人の主治医が付き、
さらに、その上に、指導医である執刀医が付くという形態で、
マヤの崇拝するS先生は指導医でしたので、週に1回くらいしか
回診には来てくれず、話も主治医経由なので、ほとんど直接
話す機会はありませんでした。

さて、マヤの手術はお盆時期に行われたため、
担当チームの先生方は、マヤの手術が終わるまで休暇が取れず、
手術が終わったと同時に、一斉にお休み体制に入ったようです^^;

なので、術後の痛みが最高潮のときに、担当チーム以外の先生が
モルヒネ(痛み止め)打ちに来てくれました。

モルヒネというと、何だか怖い薬というイメージがありますが、
痛み止めとして短期間使うには、本当に優れた薬です。
手術後は、背中に刺した針から硬膜外麻酔で、持続的に痛み止めの
薬がピンポイントで患部に効くようにしてくれるのですが、その時に
モルヒネを追加してくれると、劇的に痛みがなくなりました。

肝臓の手術は、斜めに切るので痛いと聞いていたけれど、
大腸手術の傷に比べると、本当にめっちゃ痛かったです。

痛くなるとナースコールして、先生がモルヒネ入れてくれるんだけど、
そのうち、大して効かなくなってきたので、マヤは先生に
「モルヒネ減らしたでしょ」って突っ込んだら、「バレたか^^;」って。
モルヒネが切れるとすぐに痛みが倍増するので、モルヒネ入れてる
ふりして、徐々に減らされているのが、ハッキリわかりました。


肝臓の手術は、かなり出血が多くて、成分輸血もしていたので、
今回もあまり「歩け♪歩け♪」とは言われず、甘やかしてもらいました。

それにしも、寝たきりだと、とにかく背中が痛い。
湿布なんてあまり効かないものだと思っていたけれど
バカにしたもんじゃないですね。湿布にすがる日々でした。


肝臓の手術後は、当然、肝機能を示す数値(GPTなど)が高く、
黄疸も出ていたので、若い先生がそれ対応の薬を出そうとしたら、
ベテラン執刀医のS先生が、「手術したんだから数値は悪くて当たり前。
黄疸も出て当たり前。だから薬は必要なし」と言っていたのを聞いて、
そのころから、S先生の無駄のない診療に、ホレボレしていたマヤです。

肝臓の手術は、大腸の手術と違って、食事も比較的すぐに
食べられるようになり、その後10日ほどで退院となりました。

こんな大手術を2つもして、もう退院?って感じでしたが、
大学病院の病室は、とにかく入院待ちが列をなしてるわけで、
やること(手術)済んだら、さっさと出て行ってくれってな状況ですね。
ていうか、あんまり私があれこれうるさいもんだから(あっち痛い
こっち痛いとか、早くドレーン抜いてくれ、とか、、)、主治医の一人が
実際に、「さっさと帰れ」と言いましたね。ったく。。。
そんなこんなで、まだフラフラだったけど、とにかく退院。


お医者さんって、「運動も何でもして良いし、食事も何でもOK」
って、どういうわけか、たいてい甘いことを言いますね。
マヤの場合も、そう言われたのを真に受けて、退院した日に
揚げ物を食べたら、みぞおちあたり痛くて大変な目にあいました。

長期間、IVH(中心静脈栄養補給)で絶食していて、
胆汁を出していなかったせいで、胆のうに泥のようなものが
溜まってしまっているとのことだったので、そのせいかも?


それ以来、医者の言うままじゃなくて、ある程度自分の判断で
自己管理することも大切なのだと悟ったのでした。


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